その前に河村という男を話しておきたい。
高校3年の春、私は尽力虚しくすべての受験校を落ちてしまう。
(ちなみに、補欠の補欠で一校だけ受かったのだが、両親の独断で
入学を断った事実を後日話され、私はライブ終わりのマックで発狂する)
そして、私は某大手予備校に入校する。
私の実家は予備校まで自転車で20分程で着くにも関わらず、
両親は私を寮に入れようとしていた。
これではせっかく男子校から卒業しても男どもと共同生活するんじゃ意味がないのではないか!?
私は男との出会い方を学びに予備校に行くのではないのだ!
小さい頃から自分の意思を親に示さなかった私は、この時初めて自分の思いを親に
ぶつけるも直ぐに却下されてしまう。
私は男からの呪縛から逃れることができない自分の運命を呪った。
実際に入ってみると意外と心地よく、毎日新しい友達が出来るのが楽しかった。
しかしながら、ひとりだけ、いけ好かないやつがいた。
それが河村である。
彼との出会いは今でも鮮明に覚えている。
私が寝間着で歩いていると、ある男が私が着ていたBeastie BoysのTシャツをマジマジと見て
何も言わずに去って行った。この時の私の感情は皆さんも想像に難くないであろう。
‘シメるしかない’
(注:上記は飽くまでイメージ図である)
しかしながら、人というのは共通の趣味があれば友情が芽生えるものである。
程なくして我々は音楽が好きということに気付き、途中、お互い殴り合いのケンカはしたものの(一方的な敗北により私は予備校の自習室へ避難した)今現在まで友好関係は続いている。
そんな彼は予備校卒業とともに東京の大学へと行ってしまう。
もうなかなか彼とは会えないな、と寂しさを噛みしめるのも束の間、
しばらくすると頻繁に電話がかかってくるようになる。(彼はすぐに学校に行かずに酒びたりの毎日を過ごすようになったようだった)
もはや私は彼の彼女かと思うほど、深夜までビール会社の発展に貢献すべく
麦酒を飲みながら、近況や今注目している音楽について語り合った。
紹介が遅くなり申し訳ないが、その時彼から教えてもらったバンドが今回出演してもらう
CAUCUSである。
一聴させてもらった時の衝撃は日本のどのバンドよりもすごかった。
彼らのプロフィールにも書いてあるが、ストレートなインディーロックが珍しくなった昨今(然しながら、明からに色々な音楽を知っている上で)、こんなにも
私の心をときめかせてくれるバンドが日本にいたなんて!
それからは私はCAUCUSのライブを観たいと思っていたが、なかなかタイミングが合わず、どうしたものか考えていた。
なかなか東京以外で観る機会がないため、見れず仕舞いだったが、インターネットを見ていると
ひとつのイベントに目がいった。
それが前回も記述した広島のイベントあきのうたげである。
しかもtoddleや五味さんや吉村さん(残念ながら本番は出演していない)も出るではないか!
余談であるが、このイベントでは昨年は福岡からSNAREKILLSが出演したり Someone Still Loves You Boris Yeltsinを呼んだりと非常に面白いイベントだったのだが、現在休止中ということで非常に残念である。今思うとtoddleとCAUCUSの組み合わせはこのイベントを観にいってなければなかったもしれない。早く再びイベントを再開してくれることを切に願う。(そして、その時は我々を是非!!)
そのような経緯があり、あきのうたげで実際にCAUCUSを観ることができた。
ライブの感想はもう感無量である。
長年の私の期待はまったく裏切られることはなくただただ、興奮しっぱなしのライブだった。
それから、昨年は大阪の心斎橋FANJのFragile企画にCAUCUSが出演するということで
我々は旅立つ。このことは以前のブログにも書いているので参照してほしい。
それから数か月して、Uteroの店長、百蚊の原尻さんの計らいで一度バーカンで働かせてもらったのだが、この時のUteroの出演のゲストがFragileで対バンはAZMA shoegaze explosionと、音楽のめぐり合わせのすごさに私は感動した。
申し訳ないが、このように私の思いは爆発してしまったが、これでも自重した方である。
先ずは実際に聴いてほしい。
CAUCUS/SING
色々見て頂きたい動画があったが、ブログの都合上うまく載せることができなかったので、
3/23に実際に観てほしいということで終わりたい。
おっと!
今回、我々の初の6曲入りepもイベントより発売する!!
それに先立ちリードトラックをアップしているので聴いてほしい。
そしてフライヤーも完成しました!!!
作って頂いたチーコさんに感謝です!
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