2013/09/03

The impossible is possible tonight

熱心にこのブログをご覧になられている方はご存じかもしれないが、
我々は初関西ということで京都と大阪へ行った。
本日はそのことについて徒然と書いていこうと思う。



8/16、我々は博多駅に集合し、新幹線で旅立った。
この交通費の半分は幾度のライブで頂いたギャラを目先の打ち上げなどに浪費せず、
せっせと貯めに貯めたバンド貯金から捻出された。
ちなみに管理者はその昔、軽音楽部で会計係という軽音楽部の財務をつかさどった経験もある松本である。(私は部費の未納により幾度となく彼にとりたてられた思い出がある)



道中は各々大阪に待ち受ける飛田新地の遊郭に思いを馳せながら麦酒をたしなんだ。
遊郭で広げられるファンタジーとはいかなるものか。
果たして大阪のライブの打ち上げは遊郭で、京都の打ち上げは芸者遊びで間違いないのか。
私は自分の認識が果たして間違えでないことをメンバーに確認すると、
メンバーはそれぞれ深く頷き、そうに違いないと私に今回の旅の意義を再確認させてくれた。









そうこうしているうちに我々は京都へ到着する。
そして今回ライブするGLOWRYへ!!!


一階がライブハウスで、二階がスタジオ、三階がご飯屋さんと非常に素晴らしい場所!
とりあえず楽器を置き、ホテルへチェックインしに行く。
タノがホテルを予約してくれ、お盆の時期にも関わらず2500円という破格のホテルである!
そう、そのホテルとは
「京都っ子」
いかにも外国人が好きそうな名前だと思っていたが、
それもそのはず、この宿は8割は外国人、バックパッカーの宿泊地である。
私は何年前かにいったタイのバックパッカー宿泊者がよく集まるカオサンを思い出した。

再びGLOWRYへ戻る。

今回のライブにはStrobolightsの前身バンド、フラマノイドのギターリストであったとおるや軽音楽部の後輩であり、現在はLiquid Architeuthisや色々とサポートなどで京都や大阪で活躍中のベーシストのりえに会えて、このように音楽を通して再会できるのは感慨深いものがあった。



そしてお越し頂いたお客さん、今回誘っていただいた京都GLOWRY、CUSTOM NOISE安齋さん本当にありがとうございました。また是非ライブをしたい!



打ち上げも終わり、我々は京都っ子へ戻ることにした。
さすがバックパッカー御用達のホテル。
着くなり受付付近の溜まり場には外国人6,7人程が談笑している。
我々はギターを背負っており目立ったのであろうか、「もしかしてバンドマンかい?」と
声をかけてくる外国人。僕らは陽気にその通りだと答える。
英文学科卒のベースのタノがすかさずどこから来たのかと質問する。
それぞれ様々な国名を言っていく。
するとタノは「I'm Japanese」と返し、そりゃ見たらわかるわーと、外国人達を笑わせ、その場を友好的な空間へとしていく。


旅先で見知らぬ人と友情を育むという経験は恐らく多くの人が経験することであると思うし、
旅の醍醐味とはそのような所にあるはずだ。


しかし、共通の話題を会話をしながら探すにはいささか時間がかかりすぎる。
何か万国通じる友情を芽生えさせる方法はないか。
しばし思案していると、あるじゃないか!
酒だ!!!!


その時、私は日本に来たからには、酒を交え、直に交流することが我々、そして異国から来た彼らに忘れられない一生の夏の思い出を作ると信じて疑わなかった。


そうとなれば、近くのファミリーマートへ買い出しするしかない。
とりあえずの乾杯にアサヒスーパードライ、つまみを買い、
Japanese sakeと彼らに紹介するために、日本が誇る安酒白鶴丸を買いホテルへ。


しかし、帰ってくるとそこには5、6人いたはずの外国人はいつの間にか2人に。
先ほどの陽気な雰囲気はなく、旅の総括を話すような空気が漂う。


とりあえず、我々はそれぞれのビールを袋からだす。
そして、さりげなく、そう、日本人の気配りを重んじたさりげなさで、隣の外国人にアサヒスーパードライを渡す。さすがに旅につかれた外国人もお酒を見ればパーティー気分が
再燃するであろう。私の周りの外国人の友人はそうであったし、そうでなければこの大量の酒はどうなるのであろうか!


私の心の叫びに反して外国人は紳士に「too much」と遠慮してしまう。
こうなれば我々としても返す言葉がない。彼らの明日からの旅が良きものになることを祈りながら無言のまま我々はお酒をあおった。


お酒は我々含めて10人程で飲むと考えていた量を購入していたため、メンバー4人で消費するとなると絶望的であった。しかもJapanese sakeと彼らに紹介するためだけに購入した白鶴丸にいたっては口をつけることすらしなかった。



どうしようもないので、何か思い出をと思い私がメンバーと自画撮りを試みていると
不憫に思ったのだろうか、クールな外国人が撮ってあげるよと写真を撮ってくれた。
もはや私たちが助けられている始末である。
彼らの優しさに乾杯して我々の京都は終わった。


次のブログはたぶん大阪編。



次回ライブ
・2013/09/17(Tuei.) at薬院Utero
["El Blanco"Release Tour ]
OP/ST  18:30/19:00  adv/day ¥2,000/2,300(+1DRINK)
Cast/Kidori Kidori,The Flickers,Strobolights,the sharaque



・2013/10/07 Splice@Kieth Flack
・2013/10/24 @四次元
・2013/11/15 @某中学校
・2013/12/13 @Utero
・2013/12/28  きのうのあした@Utero

そして松本が結婚します。
ここで書くのもなんだけど、本当にめでたい!
幸せな家庭をきっと彼は築くと確信しています。
お祝いの気持ちを書くときりがないのでこれぐらいで。
本当におめでとう!!!!!!

-Yuji-

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