2013/03/18

得意のダンスで西東京を 踊りまわる

先日の3/11で東日本大震災から2年が経った。


その時、私は車で移動しており、皆のtwitterで地震を知った。
それから家に帰りテレビをつけて、画面に映し出された津波に飲みこまれる車を見た瞬間の
感情はとても言葉にはできなかったことを覚えている。



私は福岡に住んでいるが、あれ程の震災になると実際に知人が原発への作業員で行ったり、
震災直後には友人が自衛隊として現地へ向かったり、他の友人は今でも反原発のデモ活動を
繰り広げたりと、あれから変わったことも多々ある。


ちなみにこの3/11は私は留年中の大学生であった。
その前の年と変わったことといえば就職が決まったぐらいで、
最後のモラトリアムを満喫していた。
その為、昼間は家でゆっくりしていることが多くテレビを見る機会が多かった。
皆さんもあの時のテレビの状況は覚えているであろう。
各々の番組が震災の状況を中継し、その合間に気が狂いそうな回数で
ACのCMが流れ続ける。


そして、その中で、
九州限定だが携帯をいじりながら自転車に乗っている
女子高生が歩行者をはねてしまうCMを皆さんは覚えているだろうか。
下記である。


どこかで聞いたようなギターの弾き方ではないだろうか?





そう!実はこの悲しげなギターを弾くのは私である!!!





元々は大学時代の友人がCMの音楽制作会社に勤めており、
その関係でギターを弾かせてもらった。
公表された当初は、私はHPでしか見たことがなく、時々街頭の大画面で流れているというのを
友人から聞いていた。



しかし、3月以降はこのCMを見ない日が少ないと思うほど流れていた。
親が隣にいる時などは、まさかこのギターを私が弾いているとは思わないだろうな
と考えながら、結局その事実は伝えず仕舞いであった。










そんなことはどうでもいい。
イベント前の最後の出演してもらうバンドの紹介をするためにブログを書いていたのに
ついつい昔を振り返りすぎてしまった。


今回のイベントで福岡からはAZMA shoegaze explosionが出演である。


彼らを知ったのは社会人の時で、ボーカルの松本からアズマの名前を聞いてからである。
最初はジョンスペ好きなシューゲイザーがやっているバンドぐらいに思っていたが、
マイスペースを聴いて、センスの良さに興味を惹かれたことを覚えている。


暫くして今回自主企画を開催するUteroで彼らを観たのだが
(どのイベントかは定かではないが、the campsや海外のバンドと共演していた)
正直、私は彼らのライブに驚愕し、
思わずボーカルのケイトにサインを求めたような記憶があるようだが、
実際はまったくもって求めていない。むしろこの時点では知り合いですらいなかった


彼らのライブは他のバンドと一線を画するものがある。
ボーカルのケイトの言葉からよくenvyの名前が出てくるが、
シューゲイズとはただの音楽を表現する手段であって、
その根本は非常にハードコア的なものを感じた。
あの、ライブで血が沸くような感情が彼らのライブにはある


私はシューゲイザーと名乗るバンドのライブを観ても
やっぱり音源の方がいいなと思うのが常だが、
彼らは音源より圧倒的にライブがいい。
彼らが音を出した瞬間ライブハウスの空気が変わる。
本当にそのことを皆さんに感じてほしい。


音源は以下で聴けるの聴いてほしい
(先日発売されたDead Funny Recordsのコンピに収録されているライブ音源が聴ける)
https://soundcloud.com/azma-shoegaze-explosion




とうとうイベントまであと5日。
みなさんお待ちしております。
チケットがまだの方はstrobolightsjp@gmail.comまで!

 

2013/03/23(Sat.) at UTERO
[Strobolights pre. 夢で逢えたら]
OP/19:00 ST/19:30
TICKET 前売¥2,000 当日¥2,500(+1DRINK)

CAST »toddle(東京)

CAUCUS(東京)

AZMA shoegaze explosion(白頭山)

Strobolights

 

-yuji-

2013/03/15

叶わぬ夢もまた、夜空の星のひとつさ

今回はCAUCUSを紹介していきたいが、
その前に河村という男を話しておきたい。



高校3年の春、私は尽力虚しくすべての受験校を落ちてしまう。
(ちなみに、補欠の補欠で一校だけ受かったのだが、両親の独断で
入学を断った事実を後日話され、私はライブ終わりのマックで発狂する)



そして、私は某大手予備校に入校する。
私の実家は予備校まで自転車で20分程で着くにも関わらず、
両親は私を寮に入れようとしていた。



これではせっかく男子校から卒業しても男どもと共同生活するんじゃ意味がないのではないか!?
私は男との出会い方を学びに予備校に行くのではないのだ!



小さい頃から自分の意思を親に示さなかった私は、この時初めて自分の思いを親に
ぶつけるも直ぐに却下されてしまう。
私は男からの呪縛から逃れることができない自分の運命を呪った。



実際に入ってみると意外と心地よく、毎日新しい友達が出来るのが楽しかった。
しかしながら、ひとりだけ、いけ好かないやつがいた。
それが河村である。
彼との出会いは今でも鮮明に覚えている。
私が寝間着で歩いていると、ある男が私が着ていたBeastie BoysのTシャツをマジマジと見て
何も言わずに去って行った。この時の私の感情は皆さんも想像に難くないであろう。


‘シメるしかない’
(注:上記は飽くまでイメージ図である)



しかしながら、人というのは共通の趣味があれば友情が芽生えるものである。
程なくして我々は音楽が好きということに気付き、途中、お互い殴り合いのケンカはしたものの(一方的な敗北により私は予備校の自習室へ避難した)今現在まで友好関係は続いている。



そんな彼は予備校卒業とともに東京の大学へと行ってしまう。
もうなかなか彼とは会えないな、と寂しさを噛みしめるのも束の間、
しばらくすると頻繁に電話がかかってくるようになる。(彼はすぐに学校に行かずに酒びたりの毎日を過ごすようになったようだった)
もはや私は彼の彼女かと思うほど、深夜までビール会社の発展に貢献すべく
麦酒を飲みながら、近況や今注目している音楽について語り合った。



紹介が遅くなり申し訳ないが、その時彼から教えてもらったバンドが今回出演してもらう
CAUCUSである。
一聴させてもらった時の衝撃は日本のどのバンドよりもすごかった。
彼らのプロフィールにも書いてあるが、ストレートなインディーロックが珍しくなった昨今(然しながら、明からに色々な音楽を知っている上で)、こんなにも
私の心をときめかせてくれるバンドが日本にいたなんて!



それからは私はCAUCUSのライブを観たいと思っていたが、なかなかタイミングが合わず、どうしたものか考えていた。



なかなか東京以外で観る機会がないため、見れず仕舞いだったが、インターネットを見ていると
ひとつのイベントに目がいった。
それが前回も記述した広島のイベントあきのうたげである。
しかもtoddleや五味さんや吉村さん(残念ながら本番は出演していない)も出るではないか!



余談であるが、このイベントでは昨年は福岡からSNAREKILLSが出演したり Someone Still Loves You Boris Yeltsinを呼んだりと非常に面白いイベントだったのだが、現在休止中ということで非常に残念である。今思うとtoddleとCAUCUSの組み合わせはこのイベントを観にいってなければなかったもしれない。早く再びイベントを再開してくれることを切に願う。(そして、その時は我々を是非!!)



そのような経緯があり、あきのうたげで実際にCAUCUSを観ることができた。
ライブの感想はもう感無量である。
長年の私の期待はまったく裏切られることはなくただただ、興奮しっぱなしのライブだった。



それから、昨年は大阪の心斎橋FANJのFragile企画にCAUCUSが出演するということで
我々は旅立つ。このことは以前のブログにも書いているので参照してほしい。
それから数か月して、Uteroの店長、百蚊の原尻さんの計らいで一度バーカンで働かせてもらったのだが、この時のUteroの出演のゲストがFragileで対バンはAZMA shoegaze explosionと、音楽のめぐり合わせのすごさに私は感動した。



申し訳ないが、このように私の思いは爆発してしまったが、これでも自重した方である。
先ずは実際に聴いてほしい。

CAUCUS/SING




CAUCUS/The Wandering Ones

 


  
                                                                               



色々見て頂きたい動画があったが、ブログの都合上うまく載せることができなかったので、
3/23に実際に観てほしいということで終わりたい。



おっと!
今回、我々の初の6曲入りepもイベントより発売する!!
それに先立ちリードトラックをアップしているので聴いてほしい。


そしてフライヤーも完成しました!!!
作って頂いたチーコさんに感謝です!


 

2013/03/23(Sat.) at UTERO
[Strobolights pre. 夢で逢えたら]
OP/19:00 ST/19:30
TICKET 前売¥2,000 当日¥2,500(+1DRINK)

CAST »toddle(東京)

CAUCUS(東京)

AZMA shoegaze explosion

Strobolights